Xのインフルエンサーのポストからコピトレというものを始めてみたのですが「投資詐欺」「怪しい」というウワサを多く見かけるようになりました。そこで、WeekendFXは投資詐欺なのか、整理してみたいと思います。
WeekendFXは詐欺(投資詐欺)なのか
WeekendFXは詐欺(投資詐欺)なのかは、まだわかりません。ただ、疑いの目を持つようになると、かなりおかしな点が見えてきます。

- 海外の証券会社なのに、振り込み先は日本の銀行
- 振込先は合同会社ヒマワリ(調べてみると所在地は埼玉県、Googleマップでみると民家)
- 出金は、海外からの送金かとおもいきや、日本の銀行からの送金
- 最近振り込み先が変わった。理由は「マネーロンダリング防止の観点から一定額以上の入出金で銀行側から監査が入り、口座の入出金が一時的にできなくなるため、複数の収納代行会社と同時に契約し、入出金口座をストックしている」との説明。
- 上記の説明はかなり怪しい。その説明が正しいとしても、民家と思われる合同会社ヒマワリは収納代行会社?登録はないし、やはりおかしい。
口座が複数あるのは、詐欺側が口座が凍結されたときの対策をとっていると考えるのが自然かもしれません。
そして、もう1つの違和感は、運用者である人の発言。「任せてください」「これから期待していてください」と、前向きな発言のみ。一般企業で行うリスク回避の発言はいっさいしていません。
つまり、責任は考えなくていい→責任はとならい→いつか消える ということかもしれません。
サクラがいる
Xにもオープンチャットにも、サクラが仕込まれています。とくにオープンチャットでの煽りはこのサクラがやっていると思って、ほぼ間違いないでしょう。
詐欺ではないのかも、と思ってしまう理由
この運用者のチャート分析が優れているように思えるところが、「もしかして詐欺でないのでは」と思ってしまう点です。
WeekendFXは、この運用者を通して初めて知りました。そして、この会社が信頼できるかも、という情報はこの運用者によって誘導されたもののみ。あとは「詐欺」であるという情報が多いです。
- 週末も運用ができるからという理由で選ばれた証券会社だったはずだが、週末は取引していない
- 4月には連携できるといってたAPI連携もできていない
- Xでやりとりしているアカウントのフォロワー:フォロー数が似ている
信じたい気持ちが大きい時には、ちょっとした違和感に目をつぶってしまいますが、その違和感にしっかり向き合うことも大切かもしれません。
AssassinFX(アサシンFX)コピートレードの強制ロスカット被害
調べていくと、WeekendFXとよく似ている事例がありました。
2023年7月3日にコピートレードがいきなり不可解な取引を開始してロスカットされたというAssassinFX(アサシンFX)の被害が報告されています。こちらは、出金もできていた模様。ところがある日異常なトレードが行われ、参加者はゼロカットになり、その後音沙汰がなくなったとのことです。
この事例をみて、WeekendFXをやめようと思いました。
WeekendFXでコピトレをはじめた経緯
ざっくりと自分がWeekendFXのコピトレをはじめた経緯をふりかえってみます。おおまかな流れは下記のとおりです。
- XからLINEへ誘導。友達登録を誘われる
- 手法が学べるというテクニカルトレードに誘われる
- WeekendFXに登録する
- 少額を振り込む
- LINEのグループチャットに誘われる
- 利益が毎日増えていく
- グループチャット内で参加者から成功体験を聞かされ、増資する
この流れはマネーの学びで放映された「FX投資詐欺」の典型的なパターンです。
きっかけ
もともとはチャートを学びたいとフォローしていたインフルエンサーさんの「情報が見たいならこちらへ」という誘導で友達登録したのがきっかけでした。
チャート情報が知りたい → テクニカルチャートの手法が学べる
そこから「資産を増やしながら」「手法が学べる」という実践形式へのお誘いが。そのほうが身につくかな?と思い、勉強代として許容できる金額ではじめました。
欲望に変わる不思議な空間
その後案内されたLINEのグループチャット。ここが、欲望を呼びさまさせる魔の空間でした。
少額で始めた自分の口座にも、毎日利益が積み重なっています。それに加えて
「先月は1,000万円を超える利益があった」とか「昨日は1日で60万円の利益だった」とか。そんな実績報告がチャット上に並んでいます。
それを見ているうちに「もっと元金を増やせば、利益額は大きくなる」という思考になっていき、それとともに「まちがいなく、出金できた」という書き込みに、疑念がが消えて、追加でお金を振り込んでしまいました。この時は機会損失を危ぶむくらいで、正しい判断が全くできていません。
そして、それから数日は、数年後には億り人になっているだろう自分の将来を想像して、とても幸せな時間をすごしていました。
奈落の底へ

ところが、テレビ東京のマネーのまなびで投資詐欺についての特集が放送されました。そこで、主な投資詐欺は「有名人を語る投資詐欺」と、「FX投資詐欺」が主流だと説明されていましたが、その「FX投資詐欺」のパターンにそっくり!
今のところ、出金はできる
その後、出金手続きをしました。そこから着金するまで、ドキドキもので、1日がとても長く感じられたのを覚えています。
出金は申請して翌日には許可され、その日のうちに銀行に着金していました。
知るぽると(金融広報中央委員会)
海外FX取引に見せかけ、預けたお金を騙し取られる被害が増えているとのことです。
- FX取引の仕組み
- ニセ自動売買ソフト販売と海外無登録業者との取引への誘導
- 取引が成功しているように見えているが出金はできない
国民生活センター
国民生活センターには、儲かってるのに出金できない!?海外FX取引をめぐるトラブルに関する事例が掲載されています。
- SNSのグループチャットに誘われる。
- グループチャット内で参加者から成功体験を聞かされ、FX取引に誘われる。
- お金を振り込むと最初は利益が出たように見え、次々と送金を要求される。
- 出金できず、FX業者ともグループチャットのメンバーとも連絡が取れなくなる。
2014年の相談事例の公表ページには
海外FX取引に関する相談件数は、2012年度以降増加しており、2013年度は132件だった。契約当事者の年代別では、30歳代~50歳代が全体の6割以上を占める。
とあり、10年以上前からあり、その頃から増加していることがわかります。
まとめ
「ついに利益が100万円を超えました!」という報告が今朝も上がっていました。
日本の金融機関は数字が並んでいれば、それはいつでも出金でき、それに慣れているせいで、「並んでいる数字 = 自分の受け取れる金額」だと思ってしまいますが、それは危険です。出金して自分の信用できる口座に着金して、はじめて本当の利益です。
どうして入金してしまったのか、自己分析
まだこのWeekendFXが詐欺だと確定したわけではありませんが、そう仮定した場合、なぜ安易に数百万円のお金を振り込んでしまったのか、改めて考えて見ました。根底にあるのは、暗号資産が初期の頃、疑っていて踏み出せなかった後悔。それが「新しいものはとりあえずチャレンジしてみよう」という方向性を生み出してしまったのかもしれません。いままで、FXをやったこともないし、ましてやコピトレなど存在も知りませんでした。それゆえ、よくわかならい言葉が並んでいて、最初は半分も理解できていませんでした。しかし「やりながら学ぶ」というところに共感してしまい、始めてしまったのが、大きな失敗です。勉強したいという気持ち、新ことはまずチャレンジしてみるという気持ち、誰にでもありそうな入り口かもしれません。
つながりがSNSのみ。そして海外の新興の証券会社。これらが一斉に消えたら、ほぼアウトであることに、気づいてほしいです。失ってもいい金額で続けていくのは自由ですが、大金を注ぎ込むのは、いちど冷静に考えてみた方がいいかもしれません。詐欺と確定しているわけではありませんが、かなり怪しい感じだと思っているので、私はやめて、ビットコインを購入しました。リスクが大きいと思っていた暗号資産もなぜか今は安全に思えてしまいます。
「入金してしまったら、相手がお金を振り込む手続きをしない限り戻ってこない」
コメント
今まさにweekend FX、出金できません